ポルトガル風料理店「Macaroni by Chris」で食事も終わりお会計のときにオーナーさんから英語で
オーナーさん:「この後はどこ行くの?」
私:「このお店の近くにあるベーカリでカノムファランクディチンを買いたい!!!」
と言ったところ
オーナーさん:「じゃあ近くだからついておいで!!!」
とポルトガル風タイのケーキ「カノムファランクディチン」のお店「ラーンメーパオ」に連れて行ってくれました。
ポルトガル風チキンマカロニ!!!:Macaroni by Chris

地図
営業時間:朝10時から夜6時まで
定休日:月曜日
(時間変更があります)
カノムファランクディチンとは
オーナーさん:「お~い 日本からのお客さんだよ!!!」
(もしオーナーさんがいなかったら裏口から入ってしまったと焦っていたかもしれません)
と
カノムファランクディチンを焼いている皆さんが手を止めてニコニコと挨拶してくれました。

このカノムファランクディチンの歴史は古くアユタヤ王国のナーラーイ王の治世(在位1656年ー1688年)に貿易のためにタイに住んでいたポルトガル人の影響を受けてできたお菓子です。
その後タークシン王の治世(在位1767年ー1782年)にこの地域に住んだポルトガル系タイ人によりカノムファランクディチンの製法が引き継がれています。
現在、この地域でカノムファランクディチンを作っているお店は3軒しかなく、「ラーンメーパオ」の創業は1768年でオーナーは5代目となるポルトガル系タイ人です。

このカノムファランクディチンの作り方は独特でベーキングパウダーやイーストを使わずレーズンや甘いひょうたんを使い砂糖をまぶしたものです。
なお「ラーンメーパオ」ではアヒルの卵を使っているので形が崩れにくいです。
また焼き方が特徴的で炭火で下から焼いている状態でさらに蓋の上に焼けた炭を置き、上下で蒸し焼きにします。

と、、、
どこで買えばいい???
と思っていると
奥で焼いているおじさんで見えなかったのですが、
お店の奥で売っていました!!!
値段は小さなサイズの1袋4個入りは40バーツです。

また1個入りの大きなサイズも40バーツです。

ということで小さなサイズの1袋4個入りを購入しました。
砂糖をたっぷりまぶした懐かしい味のするケーキです。

現在では市場などでもカノムファランクディチンが売られていますが、やっぱり伝統的な焼き方をこの目で見たいものです。

現在、渡し船が運休になっており、「ラーンメーパオ」があるクディチン地区に行くには地下鉄サナームチャイ駅から徒歩20分くらいかかってしまいます。
しかし、ポルトガル系タイ人の伝統文化を感じながらカノムファランクディチンが焼きあがる様子を見るのもいいかもしれません!!!
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