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  • 執筆者の写真somutamu

相次ぐ僧侶の怪死の謎とは:ワット タム サーリカー

ナコーンナーヨックの小高い丘にあるお寺「ワット タム サーリカー」は高僧ルアンプーマンが瞑想を行ったお寺です。



地図


境内の様子

本堂には高僧ルアンプーマンが祀られており


本堂の上にはルアンプーマンが瞑想した岩穴があります。


相次ぐ僧侶の怪死の謎とは

1907年から1910年にこの地域で布教を行っていた高僧ルアンプーマンは瞑想を行うために村人に「ワット タム サーリカー」の岩穴までの道案内を頼みました。


しかし、案内を頼まれた村人たちはルアンプーマンに相次ぐ4人の僧侶に怪死の話をし岩穴へ行くのを諦めるよう説得をしました。


しかし、そのような話を聞いたルアンプーマンは村人へ「私は死を恐れていない」と言い村人の案内により「ワット タム サーリカー」で瞑想を始めました。


そんな数か月が経ったある日の夜、ルアンプーマンに耐えがたい腹痛が襲いました。


ルアンプーマンは薬を飲みましたが激痛は激しくなるばかり、そして村人から4人の僧侶の怪死の話を思い出し自分も5人目の死者となることを悟りました。


そしてルアンプーマンは死の覚悟を決めた瞑想を始めました。


瞑想の幻想の中で見たものは

死を覚悟し瞑想を始めたルアンプーマンの幻想の中で太い鉄の棒をもった大男が現れ言いました。


「ワシはこの山を守っている、もし、そこにいるのならこの鉄の棒でお前の頭をつぶしその木の根元に埋めてやる、早く立ち去れ!!!」


しかし、ルアンプーマンは大男に


「自分は僧侶であり情念を鎮めるために瞑想を行っており、誰かを傷つけたり説教をするためにここにいるのではない!!!」


と念じました。


そのまま瞑想は休むことなく次の日も続けられ、夜に再び幻想の中から大男が現れましたが、ルアンプーマンは前日と同じ事を念じ続けました。


そうして休むことなく続いた瞑想の3日目の夜、幻想の中に大男が現れることがなく、ルアンプーマンをあれほど苦しめていた激痛が治まりました。


実際にルアンプーマンが瞑想した岩穴にはこのような神秘的な雰囲気があります。

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