ナコーンナーヨックの高さ100mの丘の上にあるお寺「ワット カオ ナーン ブアット」には多くの人がお参り訪れています。
地図
境内の様子
このような急な階段が227段続きます。
急な階段で疲れますが山頂からきれいな光景を眺めることができます。
夫を探したオラピム夫人の物語
別れ離れになってしまった夫を探す旅に出たオラピム夫人はある日このお寺の山頂にたどり着き、そして入った本堂にはたくさんの仏像が祀られていました。
オラピム夫人は引き続き夫を探す旅を続けなくてはいけません、
しかし女性が一人旅は非常に危険を伴うものでした。
そのためオラピム夫人は自分の姿を男性に変えて夫探しができるように仏像に祈りました。
すると仏像は願いを叶えオラピム夫人の姿は僧侶となりました。
現在でもタイでは僧侶は尊敬され、以前フードコートで食事をしていた僧侶に水やお金などを渡している光景を見たことがあります
こうして僧侶の姿に変えたオラピム夫人は安全に夫探しの旅を続けました。
同じころ夫のタオ バジットもまた妻を探していました。
そんなある日、夫のタオ バジットが通りかかった僧侶へ「導師様、私の妻がこの山の上へ行くのを見ませんでしたか?」と尋ねました。
タオ バジットは気がつきませんでしたが、彼が尋ねたのは僧侶の姿に変えたオラピム夫人でした。
僧侶の姿に変えたオラピム夫人はそれに答えず「では、山頂の本堂で私と一緒に祈りましょう」と言い、タオ バジットと共に山頂の本堂に行きました。
そして探していた夫と一緒に本堂へ来たオラピム夫人は仏像に再び女性の姿に戻してくださいと祈りを捧げました。
オラピム夫人の祈りは通じ
祈りを終えたタオ バジットの横に女性に戻ったオラピム夫人の姿があり二人は深く仏教へ帰依しました。
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