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  • 執筆者の写真somutamu

ラーマ5世が敬愛した住職のお寺:ワット ラートサッターラーム

ペッチャブリーにあるお寺「ワット ラートサッターラーム」はアユタヤ王国後期の1703年に建てられた300年以上の歴史のあるお寺です。


地図


ラーマ5世が敬愛した住職

ラーマ5世(在位1868年ー1910年)の治世、「ワット ラートサッターラーム」には仏教の戒律に厳しく隠遁生活を送っていることから人々に尊敬されたクリン住職がおりました。


ラーマ5世は仏教の戒律を厳しく守るクリン住職を敬愛しペッチャブリー滞在中に何度も「ワット ラートサッターラーム」を訪れました。


また1909年9月14日に2艘のボートにより「ワット ラートサッターラーム」を訪れ昼食を摂られた記録もあります。


ラーマ5世の治世は日本では明治維新の頃になりミャンマーやマレーシアはイギリスの植民地となりベトナムもフランスの植民地になるなど帝国主義の時代でした。


そのような状況にラーマ5世は「チャックリー改革」とよばれる政治や軍事、インフラや教育などの近代化に成功しタイの独立を守りました。


そのため現在でもタイ人はラーマ5世を尊敬し崩御した10月23日にはその偉業をたたえて国民の休日となっています。


そのような緊迫する国際情勢の中でラーマ5世はクリン住職に会うことで心の安らぎを得ていたのでしょう。

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