かつてバンコクに響いていた太鼓の音:ドラム タワー

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涅槃仏で有名なバンコクのワットポーの向かい側には、かつてバンコクに太鼓の音を響かせていた「ドラム タワー」が復元されています。

地図
地下鉄サナームチャイ駅から徒歩5分
それぞれの役目の太鼓の音
1782年、ラーマ1世がバンコクにチャックリー王朝を開いた際に、アユタヤ王朝の伝統にしたがい「都市の太鼓塔」を建てるように命じました。

1階には「トランプル・プラ・スラシ」または「トランプル・プラ・スリ・スリ」と呼ばれる幅82㎝の太鼓があり、時間を伝えて市内の門の開閉を知らせていました。
2階には「アッキ」という幅60㎝の太鼓があり3回打つことで火が城壁の外で燃えていることを知らせ、火が消えるまで太鼓の音がなり続けていました。
3階には「ピハト・ピリ」とよばれる幅44㎝の太鼓があり、敵が城壁に接近した場合に鳴らされ市民に防備の準備を知らせていました。
そして、この太鼓塔はラーマ3世やラーマ4世の治世に入っても繰り返し修復しながら使われていました。

しかし、タイの近代化を推し進めるラーマ5世(在位1868年ー1910年)になると時計塔などの近代設備の建設により、必要性が低下したことから太鼓塔は取り壊されました。
その後、1982年にバンコク200周年を記念に歴史的建造物として太鼓塔が復元されました。

現在のように手軽に時間を知ることのできなかった人々にとって、太鼓の音が生活のリズムの一つだったことが想像できる太鼓塔です。




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