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執筆者の写真somutamu

貿易船が沈没した!!!:ワット トーンボー

更新日:2023年7月7日

古都アユタヤには古い歴史を持つお寺がたくさんありますが「ワット トーンボー」もアユタヤ王国の時代には重要な役目をしていたお寺です。


地図


ワット トーンボーの歴史

アユタヤ王国は中国などのアジア諸国だけでなくヨーロッパなど多くの国との貿易を盛んに行っており世界中の貿易船がチャオプラヤー河を行き来していました。


そしてアユタヤ王国時代には「ワット トーンボー」に徴税検問所が置かれていました。

またこの地域にはアユタヤ時代にモン族が移り住んだことから仏塔にはモン族伝統のムカデ旗が掲げられています。


貿易船が沈没した!!!


貿易船で賑わっていた「ワット トーンボー」ですが、ある日1隻の貿易船が事故を起こし沈没してしまいました。


その沈没船を放置したままでは他の貿易船が停泊できずに徴税に問題が起きてしまうために撤去作業を行いました。


しかし、当時は現代のようなサルベージ技術や設備もありません。


そこで「ワット トーンボー」の周辺に住んでいた村人が総出となり沈没船の撤去が行われました。


境内にはその事故を起こした沈没船のマストが置かれています。

アユタヤ時代の貿易船は木製のため強度も低くまた方位磁針の精度も低い航海でしたので陸地を見た船員達の安堵感は現代人には想像もできないと思います。


そんな安堵感から船員達は陸にいたアユタヤの美女でも見とれて沈没事故を起こしたのではないのでしょうか( ̄∇ ̄;)

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