「ワット プラタート チェーヘーン」があるナーンのブア郡には13世紀に成立したカーオ王国の最初の都が築かれました。
地図
ナーンナコーン空港から車で15分
拝観時間:朝7時から夕方6時まで
(時間変更があります)
ワット プラタート チェーヘーンの歴史
カーオ王国5代5代カーンムアン 王 (在位1353年ー1363年)はタイ中部のスコータイ王国との協力関係がありました。
当時、スコータイ王国は仏教の布教が盛んに行われており、そのようなことからカーンムアン王は仏舎利をもらい受けました。
そうしてスコータイ王国から仏舎利を共に来た長老の進言を受けてカーンムアン王は高さ55mの仏塔に仏舎利を納めました。
その後、このお寺のあった地域を干ばつが襲ったことから1368年に対岸の現在のナーン市に都を移しました。
そのようなことがあったことからタイ語で水の干上がった仏舎利のお寺を意味する「ワット プラタート チェーヘーン」となりました。
境内の様子
仏塔の周りをお経を唱えながら回っている人がいます。
また色鮮やかな旗が祀られており
旗をかけながら願をかけている家族もいました。
1450年にカーオ王国は滅亡しその後にビルマの支配となりました。
しかしビルマの支配下にでも「ワット プラタート チェーヘーン」は何度か修復が行われています。
その後、この地ではビルマ統治によるナーン王国が成立しましたが、スマナテーラワート王(在位1810年ー1825年)の治世からナーン王国はタイに帰属しました。
そして1905年にナーン王国13代スリヤポンパリットデート 王による改修が行われています。
「ワット プラタート チェーヘーン」ではウサギが祀られていることから卯年の人がお参りするとご利益がもたらされると信じられています。
「ワット プラタート チェーヘーン」でナーンの人々のアイデンティティを感じながらお参りをするのもいいかもしれません。
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