サムットプラカーンのプラプラデーンにモン族の様式の仏塔が建ちムカデ旗がなびくお寺「ワット ソンタム ウォラウィハーン」があります。
地図
拝観時間:朝6時から夜9時まで
(時間変更があります)
ワット ソンタム ウォラウィハーンの歴史
ラーマ2世(在位1809年ー1824年)の治世にビルマ(現ミャンマー)から移住をしたモン族にタイへの定住が許可がされ、チャオプラヤー河口に移住したモン族によりバンコク防衛の前哨基地としてパークナーム地区にいくつかの砦を築かせました。
その功績にラーマ2世は新しい街「ナコーンダムカーン」と定めると同時にモン族のお寺「ワット ソンタム ウォラウィハーン」が建てられました。
またお寺の名称についてはモン族の言葉で義人を表す意味という説もあります。
ラーマ4世による仏塔の建設
その後ラーマ3世(在位 1824年ー1851年)が「ワット ソンタム ウォラウィハーン」を訪れた際に改修と同時に本堂の建設が行われました。
そしてラーマ4世(在位1851年ー1868年)の治世に「ワット ソンタム ウォラウィハーン」にモン族様式の仏塔が建てられました。
モン族とムカデ旗
この赤い旗はムカデ旗とよばれ仏陀のための供物をされ仏教崇拝のために作られた旗でモン族の習慣ではソンクラーン(水かけ祭り)の時期に仏陀に捧げるためにムカデ旗の掲げます。
プラプラデーン地域は他の地域より1週間ほど遅くソンクラーンを祝う習慣がありますのでムカデ旗を見ることができました。
日本ではデザインや形が違いますが、
戦国時代に有名な甲斐の国の(現在の山梨県)戦国大名、武田信玄には戦いの神「毘沙門天」の使いとされる赤に白でムカデを染め抜いた旗を背負ったムカデ衆とよばれる伝令がおり、そのような騎馬武者が戦場を駆け回っていた歴史があります。
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