パトゥムターニーのチャオプラヤー川岸にアユタヤ王国の文化の名残がある「オーンアーン窯遺跡」があります。
地図
オーンアーン窯の歴史
アユタヤ王国30代ナーラーイ(在位1656年ー1688年)の治世にミャンマー南部のモッタマから移住したモン族によりオーンアーン窯がつくられました。
このような大きな窯が3つあり
当時はこのように陶器の窯入れが行われていました。
ナーラーイ王の治世には中国だけでなくイギリスやフランスなどヨーロッパ諸国との貿易を行っていたアユタヤ王国ですが1767年ビルマ軍により王国は滅亡します。
しかし、アユタヤ王国滅亡後にビルマ軍の駆逐したトンブリ王朝を建てたタークシン王(在位1767年ー1782年)や現在のチャクリー王朝初期にもオーンアーン窯で窯入れが行われていました。
そしてラーマ5世(在位1868年ー1910年)の治世にオーンアーン窯はその長い役割を終えました。
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