タイ老舗シルクブランド「ジム トンプソン」の創業者でありタイ美術品の収集家であるアメリカ人実業家のジムトンプソンが生前に過ごした家が博物館として保存されています。
地図
「ジムトンプソンの家」はBTSナショナル スタジアム駅から徒歩5分ほどです。
開園時間:朝10時から夕方6時まで
入場料:大人200バーツ、22歳以下、100バーツ、10歳以下、無料
こちらの窓口でチケットを購入します。
「ジムトンプソンの家」では英語によるガイドの説明があり、曜日によっては日本語のガイドもあります。
この日は英語によるガイドでした。
入口を入るとチーク材で建てられたタイ古式様式の家があり敷地内にはタイ様式の建物がいくつも建てられています。
庭にはたくさんの木々が植えられておりその庭では植えられた植物がきれいな赤い花をつけています。
母屋の2階は自由拝観ができず、決められた時間にガイドと一緒に行動します。
所要時間、およそ30分
ジム トンプソンとは
ジム トンプソンは1906年にアメリカのデラウエア州に生まれ、第二次世界大戦が勃発とともに、アメリカ陸軍に入隊し戦略情報局(OSS)に配属されました。
1945年9月、ジム トンプソンはOSSバンコク支局長として就任しますが、戦争終結のためにアメリカへの帰国命令が出されます。
そのため、1946年に陸軍を除隊後、タイでオリエンタル ホテルの経営に携わる間にタイ東北部を旅行したさいにタイシルクに大きな関心を持ちました。
1948年、ジムトンプソンは自らの会社を立ち上げ、アメリカのファッション業界に売り込みをします。
その結果、欧米の国々でタイシルクが注目され、タイシルク「ジム トンプソン」は世界中に知られたブランドとなりました。
母屋の2階は撮影禁止となっています。
2階の室内の壁にはたくさんのタイ古典美術画が飾られていて、至るところに古代仏像が置かれてタイ伝統のベンジャロンのコレクションも展示しています。
また、ジムトンプソンがこの家で過ごしたときに使われたソファーやベッド、テーブルなどが当時のままの状態で保存されています。
このようにタイシルクのビジネスで成功したジムトンプソンですが、1967年3月26日、マレーシアのキャメロンハイランドを旅行中に行方不明となりました。
「ジムトンプソンの家」の庭にタイの習慣で小さな祠が建てられていました。
「ジムトンプソンの家」の横にはレストランが併設されています。
「ジムトンプソンの家」は大通りから歩いて200mほどですが、緑に囲まれた静かな場所にあり、後ろにある運河を行きかうのどかなボートの音をジムトンプソンも聞いていたのでしょう。
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