チェンマイ市内から少し離れた森の中にある「ワット ウモーン」の洞窟には仏像が祀られて参拝客は神秘的な雰囲気の中で祈りを捧げています。
地図
拝観時間:朝5時から夜8時まで
(時間変更があります)
「ワット ウモーン」の苔むした壁にはいくつもの洞窟が掘られています。
洞窟を覗いてみると奥には仏像が祀られています。
こちらが入口から見えた仏像です。
洞窟内は4つの回廊となりそれぞれの入口をつながっています。
そして洞窟内のいくつか場所に仏像が祀られています。
ワット ウモーンの歴史
1292年にラーンナー王国を建てた初代マンラーイ王は優れた外交手腕で隣国のパヤオ王国とタイ中央部のスコータイ王国と3国同盟を締結しました。
そしてマンラーイ王はラーンナー王国の繁栄のために仏教布教の政策を行い当時、仏教文化の進んでいたスコータイ王国から多くの僧侶を招き1296年頃に「ワット ウモーン」を建てました。
そんな仏教布教を行ったマンラーイ王の崩御後にラーンナー王国にて王位継承の争いが起き「ワット ウモーン」は荒れ果ててしまいました。
しかし1367年に即位したラーンナー王国6代目クーナー王の仏教保護により「ワット ウモーン」は修復されました。
クーナ―王もまたスコータイ王国から僧侶を招き雨季でも瞑想ができるように洞窟を掘りました。
しかし、1563年にマンライ王家による統治が終わり、ラーンナー王国はビルマの属国とされ「ワット ウモーン」は荒廃し現在は洞窟の上に仏塔が建設当時の面影を残すのみとされています。
タイ人にとって神秘的な雰囲気のある「ワット ウモーン」はパワースポットとされており多く参拝客が訪れています。
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