バンコクに隣接するサムットソンクラームにあるお寺「ワット ナーンサーオ」には休日となると多くの参拝客が訪れます。
地図
「ワット ナーンサーオ」は地元では有名なお寺ですのでこのような立派なお堂が3つある広い敷地のあるお寺です。
またお寺の横にはターチン河が流れ家族連れが大きな魚にエサをあげている姿が見えます。
しかし、立派なお堂の奥には小さなお堂があります。
ワット ナーンサーオの歴史
18世紀の中頃にアユタヤ王国はビルマ軍との戦いに負け続けており若い男性は兵士として戦場に赴き残されたのは女性や子供、老人だけです。
その後、ビルマ軍がこの地域まで侵攻したため残された住民は当時は廃寺となっていたこのお寺のお堂に避難をしました。
避難をした人々の中に二人の姉妹がいました。
姉妹は廃寺にあった仏像に祈りを捧げ、もし自分たちが戦火から生き残ったらこのお寺の修復をすることを誓いました。
その後、新しく王朝を建てたタークシン王がビルマ軍を追い出しタイに平和が訪れました。
そして戦火を生き延びた二人の姉妹も誓いどおりにこの廃寺の修復のために戻ってきました。
現在、世界のあちこちでの紛争で罪もない人達が犠牲となり避難を余儀なくされています。
この二人の姉妹が願った平和な日々が早く訪れてほしいです。
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