ラーチャブリーの街を流れるメークローン河の畔にトウモロコシ型のクメール様式の仏塔がそびえ立つお寺「ワット マハータート ウォラウィハーン」があります。

地図
拝観時間:朝7時から夕方5時まで
(時間変更があります)
ワット マハータート ウォラウィハーンの歴史
ラーチャブリーは6世紀から11世紀まで栄えたモン族によるドヴァーラヴァティー王国の重要な街とされていたことから「ワット マハータート ウォラウィハーン」が建てられました。

現在は小国となってしまったカンボジアですがクメール王国1113年に即位したスーリヤヴァルマン2世の治世には現在のタイ西部まで版図が広がりました。
そのためラーチャブリーでも「ワット マハータート ウォラウィハーン」はクメール人による仏教の信仰の重要な場所とされ1番高いものは55mにもなるクメール様式の仏塔が建てられました。

そしてこの仏塔には繊細な彫刻が施されています。

その後、ラーマ2世(在位1809年ー1824年)にラーチャブリーの街が西から東へと移動されたことに伴い人々がいなくなったことで「ワット マハータート ウォラウィハーン」は僧侶のいない廃墟となってしまいました。

しかし、ラーマ3世(在位1824年ー1851年)の治世にこの地を訪れた高僧が瞑想や修行に適していることで人々にお寺の修復の協力を求めました。

こうして仏教に深く帰依している人々による協力でお寺は修復され「ワット マハータート ウォラウィハーン」は再びラーチャブリーで仏教の中心地に戻り現在でも多くの参拝者が訪れています。

高くそびえ立つ仏塔
このように一番高い仏塔は55mになりますが

こちらに階段があるので上がってみました。
仏塔の中には古い仏像が祀られていますが撮影となっています。

と、、、
上がっているときには気がつかなかったのですが、階段を降りるときにその高さを少々足がすくんでしまいました。

ラーチャブリーに訪れた際には「ワット マハータート ウォラウィハーン」にてこの地の歴史を感じてみるのもいいかもしれません。
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