チャチューンサオのバンパコン河沿いにあるお寺「ワット サーオ チャゴーク」は1813年に地元に住むナットナンヤンにより土地が寄進されことにより建設が始まったお寺です。
地図
ワット サーオ チャゴークの歴史
1813年にナットナンヤンによる土地の寄進が行われたことにより建設が始まった「ワット サーオ チャゴーク」は1837年頃までヤン一族による建設が行われていました。
しかし、お寺の建設には莫大な費用かかることから資金不足の問題があり建設が止まってしまいました。
タイは仏教国でありお寺はその地域での祈りや儀式など行う重要な場所です。
そのため村人の協力もあり1849年にお寺は完成しました。
タイの結婚式の儀式
タイの伝統的な結婚式は花嫁の家にて僧侶を招いて読経をしてもらうため、花婿が嫁取りの儀式が行われ歌を歌いながら花嫁の家に向かいます。
この儀式は現在でも地方などで結婚式を挙げるときに行われています。
私も妻の実家のタイ北部のパヤオで結婚式を挙げたので、妻の実家の近くの親戚の家を花婿の家に見立ててこの儀式を行いました。
しかし、
日本から来た私の家族だけでは人数が少ないことから、、、
結婚式の会場にいた人が
「お~い~ 花婿の人数が足りないから少しこっちに回ってくれ~」
と、ご近所の協力もあり無事にこの儀式を行うことができました。
哀れな花嫁のために建てられたお寺
この日もチャチューンサオのバンパコン河の畔にある1軒の家で結婚式が行われていました。
昔のタイでは河が多いことから交通手段として運河などの船による交通が発達していました。
そのため花婿の親戚たちはいくつもの船に乗り嫁取りの歌を歌いながら花嫁の家に近づいてきました。
そうして花婿を乗せた船が花嫁のメ―ペンチャンの家に着きました。
花嫁は待ちきれなかったのでしょうか?
花婿の顔を一目でも早く見ようと窓から乗り出しました。
しかし、窓から乗り出し過ぎた花嫁は河に転落し亡くなってしまいました。
その後、花嫁の両親が哀れな娘を悼むお寺を建てるために土地を寄進し、現在でも多くの人達から花嫁を悼むための香華が絶えません。
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