芸術の才能あふれる王族の壁画:ワット スワンダーラーラーム
- somutamu

- 15 時間前
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古都アユタヤの中心地から少し離れたパーサック川の近くに芸術の才能にあふれる王族により描かれた壁画のあるお寺「ワット スワンダーラーラーム」があります。

地図
ワット スワンダーラーラームの歴史
ワット スワンダーラーラームはアユタヤ王国の貴族であったラーマ1世の父親トンディー卿により建てられ金の寺を意味する「ワットトーン」と命名されました。

しかし、1767年のアユタヤ王国滅亡時にワットトーンもまたビルマ軍による徹底的な破壊から免れることができず、その後18年間、廃墟のまま放置され続けました。

その後、1782年にチャクリー王朝を開いたラーマ1世は1785年にワットトーンの修復を行い完成後に「ワット スワンダーラーラーム」と改名しました。

また、境内にはラーマ4世(在位1851年ー1868年)により建てられた仏塔があります。

この日は本堂が閉まっていたため、こちらのお堂にお参りしました。

美術の才能あふれる王族の壁画
ワット スワンダーラーラームのお堂にはタイの英雄ナレースワン王が1593年にビルマからの独立をかけたノーンサーラーイの戦いの勇壮な壁画が描かれています。

この壁画は王族プラヤー・アヌサット・チットがラーマ7世(在位1925年ー1935年)から請われて1929年から1931年と2年を費やして描かれました。

1871年にタイ王族として生まれたプラヤー・アヌサット・チットは王立関税局などの職務の後、1919年から1926年までラーマ6世とラーマ7世の治世に枢密院議員を務めました。

また、芸術の才能があったプラヤー・アヌサット・チットは絵画、とりわけタイ伝統の石灰水に塗料を混ぜた油彩画を得意としました。

その描かれた作品ではワット スワンダーラーラームのナレースワン王の壁画が有名ですが、この他にもいくつかの宮殿や有名なお寺でも壁画も描きました。

また写真家としてもその才能を発揮しており、撮影した多くの作品を残し1949年に78歳で亡くなりました。

ちなみにタイ第33代首相を務めたサマック・スントラウェートはプラヤー・アヌサット・チットの孫になります。

アユタヤを訪れた際には「ワット スワンダーラーラーム」で美術の才能にあふれる王族が描いた壁画をご覧になってみてはいかがでしょうか。




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