top of page

いびきをかいていた大男とは:ワット クティトーン

  • 執筆者の写真: somutamu
    somutamu
  • 10月1日
  • 読了時間: 2分

スパンブリーにある「ワット クティトーン」アユタヤ王国時代には「ワットセンワイ」を呼ばれていたお寺です。

ree

地図


いびきをかいていた大男とは

17世紀の中期のアユタヤ王国ナラーイ王(在位1656年ー1688年)治世のある日、このお寺の境内でおおいびきをかいて寝ていた大男がいたのを、お寺の弟子が住職に告げました。


そこで住職はいびきをかいて寝ていた大男の容貌の占い始めました。

ree

やがて、住職の視線に気がついた大男は目を覚まし


大男:「自分は象の飼育が得意なので、これから都アユタヤの戦象の部隊へ志願する」


と住職へ言いました。

ree

こうして寺を立ち去ろうとする大男へ


住職:「お体にお気をつけください、将来あなたはこの国を治めることになるでしょう」


と告げました。

ree

その後、都アユタヤで戦象部隊に入隊した大男は優れた象使いとして頭角を現し、ついにはナーラーイ王により戦象部隊の隊長に任命されました。


1688年、ナーラーイ王が危篤状態に陥ると、この大男の戦象部隊の隊長はクーデターを起こし王宮を掌握した同年にアユタヤ王国31代ペートラーチャー王として即位しました。

ree

こうして王位に就いたペートラーチャー王はかつて予言をした「ワットセンワイ」に黄金色の仏塔を建てお寺の「ワット クティトーン」と命名しました。

コメント


  • Facebook
bottom of page