復職が許された王族:ワット トーン ノッパクン
- somutamu

- 8月30日
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バンコクにあるアユタヤ時代に建てられてお寺「ワット トーン ノッパクン」はラーマ3世の治世に王族プラヤ・チョドゥク・ラーチャセッティにより修復され、ラーマ4世の治世に再び修復が行われたお寺です。

地図
BTSクロンサン駅から徒歩5分
プラヤ・チョドゥク・ラーチャセッティ
ラーマ1世(在位1782年ー1809年)の侍従として仕えたプラヤ・チョドゥク・ラーチャセッティはその後昇進を重ねました。

ラーマ3世(1824年ー1851年)は仏教で儀式が行われ日などには貧困層への食事を施すなど仏教に深く帰依した国王でした。

そのようなこともあり、ラーマ3世は中国との貿易で莫大な富を得たことから多くのお寺など修復を行い、現在でもバンコクにはラーマ3世により修復されたお寺がたくさんあります。

そのような重要な貿易国の担当にプラヤ・チョドゥクはタイと中国の調停をする大任を任されました。

復職が許されたプラヤ・チョドゥク
プラヤ・チョドゥクもまた仏教に深く帰依した王族で「ワット トーン ノッパクン」の改修を行いました。

しかし、あるときプラヤ・チョドゥクが失態をしたことからラーマ3世の怒りに触れプラヤ・チョドゥクは全ての役職を取り上げられ辞任させられました。

こうして失意のプラヤ・チョドゥクですが、1851年に即位したラーマ4世はプラヤ・チョドゥクの重要性を認めたことからすべての罪が許され再び公務へ復帰しました。

プラヤ・チョドゥクは翌年の1852年に亡くなりますが、生前に公務復帰と名誉回復することができました。




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