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旅の僧侶と中国人商人のお寺:ワット キィアン

  • 執筆者の写真: somutamu
    somutamu
  • 9 時間前
  • 読了時間: 2分

ノンタブリーにあるチャオプラヤー河の畔に約200年以上の歴史があるお寺「ワット キィアン」はアユタヤからの旅の僧侶と中国人商人のエピソードがあります。

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地図

チャオプラヤーエクスプレスボート ワット キィアン埠頭から徒歩2分


旅の僧侶と中国商人のお寺

このお寺が建つ以前、この辺りは桟橋となっており通行人の安全を祈願する中国様式の祠がありました。

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1767年、アユタヤ王国がビルマ軍により滅亡しましたが、同年にタークシン王がビルマ軍からアユタヤの奪還に成功し独立を果たしました。


しかし、ビルマ軍により徹底的に破壊されたアユタヤの街並みを見たタークシン王は再建を断念しバンコクを新たな都に定めました。

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その頃のタイ国内はタークシン王により新しい王朝が成立したとはいえ、地方では軍閥同士が争っている混沌とした状況でした。


そのような混乱した社会の中である日のこと、廃墟となったアユタヤから旅の僧侶が祠の近くに住み着きました。

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この僧侶は徳のある人物のためにすぐに信者が集まったことからお寺を建てるための寄付を募りました。


その信者の中からキィアンという中国商人の寄付によりお寺が建てられ、彼の名前を冠したお寺「ワット キィアン」が1779年に完成しました。

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こちらのご本尊にお参りしてきました。

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お寺の前をチャオプラヤー河がゆったりと流れています。

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こうして建てられた「ワット キィアン」は地元の人々の祈りの場だけでなく、チャオプラヤー河を行き交う船の安全を見守っています。

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