ウボンラーチャターニーにあるお寺「ワット プラタート ノーンブア」は仏陀の生誕2500年記念のために1957年に建てられました。
そして、その境内にはインドのブッダガヤのモデルにした高さ57mの仏塔がそびえ立っています。

地図
拝観時間:朝6時30分から夜8時まで
(時間変更があります)
元農務大臣の懇意により建てられたお寺
「ワット プラタート ノーンブア」が建設された理由には、仏教の実践を信奉する団体が仏陀生誕2500年を記念して瞑想を行うお寺の建設を熱望していました。
そこでこの団体はこの地区に広い土地を持つフォンシティタム元農務大臣へ相談をする必要がありました。

このとき元農務大臣は内乱の疑いで刑務所に服役中でした。
そのため団体の代表が刑務所へ面会に赴きました。

面会者から新しいお寺の建設計画を聞いた元農務大臣も瞑想の行うお寺の必要性を考えていたこともあり喜んで土地を寄進に応じました。
こうして元農務大臣の協力もあり1955年にの建設が始まり1957年に「ワット プラタート ノーンブア」が完成しました。

また、出所をしたフォンシティタム氏ですが、その後の下院議員選挙に3度当選し晩年には僧籍でないにもかかわらず仏教での地位の高い叙勲を授かり1981年に亡くなりました。

そびえ立つ仏塔の中で祈る人々
高さ57mの仏塔の中はこのようになっており

四方に金色に輝く仏像が祀られており

参拝に訪れた人々はお経を唱えながら時計回り仏像の周りを回っており、タイ人の仏教への信仰の深さを感じられます。

境内に祀られるキャンドル祭りの山車
毎年7月にウボンラーチャターニーではキャンドル祭りが盛大に行われます。

「ワット プラタート ノーンブア」からも精巧につくられた山車でキャンドル祭りの盛り上がりに一役買っています。

土地を寄進した元農務大臣の願い通り「ワット プラタート ノーンブア」にて人々がお経を上げることにより心の平安を感じているのかもしれません。
Comments