エメラルド仏が仮置きされたお寺:ワット シーブリー ラッタナーラーム
- somutamu
- 1 日前
- 読了時間: 2分
タイ中部のサラブリーにあるお寺「ワット シーブリー ラッタナーラーム」1549年頃に建てられたました。

後にこのお寺には現在バンコクのエメラルド寺院に祀られているエメラルド仏が仮置きされことがあります。

地図
エメラルド仏が仮置きされる
1767年、ビルマからアユタヤを奪還しバンコクに都を定めたタークシン王は旧領回復のために各地に軍を派遣しました。

そして1777年にアユタヤ滅亡時に離反をした旧領のラオスのヴィエンチャン王国を攻略すべく最も信頼を置いたチャクリー卿を派遣しました。

チャクリー卿はヴィエンチャン王国の攻略に成功し多くの戦利品を獲た中にエメラルド仏もありました。
バンコクへの帰途、チャクリー卿は「ワット シーブリー ラッタナーラーム」で1カ月ほど滞在したことからエメラルド仏が仮置きされました。

サラブリーにてチャクリー卿はエメラルド仏を運ぶべく船を呼び寄せました。
そしてバンコクに凱旋したチャクリー卿はエメラルド仏をタークシン王へ献上をしました。

1782年、政変により王位に就いたチャクリー卿はラーマ1世と改め現在も続くチャクリー王朝を成立させました。
そしてエメラルド仏はワットプラケオに祀られており、タイ国王自らの手により年3回、衣替えの儀式が行われています。
境内を歩いていると地元もおじさんから
「エメラルド仏を探しているの?あそこのお堂で祀られている真ん中の仏像だよ!!!」
と少し誇らしげに教えてくれました。

たとえ仮置とはいえタイ仏教で最も重要とされるエメラルド仏が置かれたことは、名誉なことであり今後も語り継がれていくのでしょう。
Comments