バンコクには美しいお寺がたくさんありチャクリー王朝初期に建てられた「ワット スタット テープワラーラーム」では多くの人が功徳を積むため祈りを捧げています。
地図
地下鉄サムヨット駅から徒歩10分
拝観時間:朝8時半から夜9時まで
(時間変更があります)
拝観料:外国人100バーツ
ワット スタット テープワラーラームの歴史
1782年にバンコクを都と定めたラーマ1世は1807年に都の中心部に寺院を建設することを定めたことから建設する寺院のご本尊にするため大きな仏像がタイ中部のスコータイより船で運ばれました。
ようやくスコータイから届いた仏像ですが、大き過ぎために門や壁の一部を壊して仏像は搬入されました。
搬入の苦労がありましたが、スコータイ王国のリタイ王が1361年に鋳造したご本尊に現在でも多くの人がお参りに訪れています。
私が行った時間はちょうど読経が終わった時間でしたので本堂には大勢の僧侶やお参りに来た人がいました。
ご本尊の搬入に直接に指揮をとったとされているラーマ1世ですが、ご本尊が本堂に納められた後「余の仕事が終わった」と言い、数日後の1809年9月7日に崩御しました。
その後「ワット スタット テープワラーラーム」の建設は続けられ1847年のラーマ3世の治世に完成しました。
境内の奥にももう一つお堂があります。
ラーマ3世(在位1824年ー1851年)は数多くの寺院の修復や貧困対策を行った仏教へ信心深い国王でした。
この仏像はラーマ3世の治世に鋳造されました。
仏像を祈る僧侶の像がラーマ3世の信心深さを表しています。
ラーマ8世(在位1935年ー1946年)は生前に「ワット スタット テープワラーラーム」の僧侶からの教えを受けていたため崩御後に遺骨がこのお寺に納められたことからブロンズ像が祀られています。
境内からジャイアントスイングこと「サオ・チンチャー」が見えます。
「ワット スタット テープワラーラーム」の正面には「サオ・チンチャー」は高さが21,15mあります。
過去に「サオ・チンチャー」で二本のロープを吊るしたブランコに僧侶が乗るヒンドゥー教の儀式が行われていました。
しかし、数回の死亡事故が起きてしまったため1935年からこの儀式が中止となりました。
その後「サオ・チンチャー」の木製の柱に亀裂などがあったために、2007年9月に新しく奉納されました。
現在「サオ・チンチャー」はバンコクの有名スポットで記念写真を撮っている観光客を見かけます。
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