最近、開発が目覚ましいオンヌット駅周辺には大型ショッピングセンターや高層マンションが立ち並んでいますが、そんなオンヌットi市場は昔と変わらずに賑わっています。
地図
オンヌット市場はBTSオンヌット駅から徒歩10以内の距離にあります。
営業時間:朝5時から夕方6時まで
(時間変更があります)
市場の近くに大型スーパーがあり、たくさんの野菜が売られていますが、オンヌット市場でもたくさの野菜が売られています。
肉屋さんでは鶏が丸々一羽で売られています。
魚屋さんにはたくさんの魚が売られています。
逃げ出さないように網をかけていますが、ナマズが売られています。
タイではナマズがよく料理に使われ、丸焼きにしたりスープにします。
ウナギです。
残念ながらタイにはウナギのかば焼きはありません。
日本のウナギとは種類が違い、料理もスープにしたりして食べることが多いです。
ドジョウのように見えますが、これもウナギです。
カエルです。
逃げ出したら捕まえるのが大変そうです!!!
雷魚です。
タイでは丸焼きにしたり丸揚げにして食べます。
タイ料理には欠かせないトウガラシが売っています。
見ているだけでも辛そうです。
そうめんが売っています。
これをグリーンカレーなどを食べるとき、そうめんで食べるときもあります。
中国のお菓子が売られています。
タイ米とラーマ9世
1993年、日本では冷害のためコメ不足となりタイから緊急にコメを輸入しました。
しかし、インディカ米のタイ米はジャポニカ米の日本のコメと種類が違うため、日本人の口に合わず多くのタイ米が捨てられました。
日本で自国のコメが捨てられているニュースを聞いたタイ人は怒り、日本に対して抗議運動がおこりました。
そのとき、ラーマ9世が国民に対し「我が国で災害が発生したとき、いつも助けてくれるのが日本です。そのことを忘れてはいけない」と述べられました。
ラーマ9世のお言葉に冷静さを取り戻したタイ人、その後の調査でコメを輸出した業者が倉庫の片隅に積まれていた古米を送った事実が判明し抗議運動は沈静化しました。
生前ラーマ9世はタイの食糧不足問題と農村の貧困を解決するため、私費を投じて全国に灌漑設備や農業指導を行いタイ農業の発展に尽くされました。
その結果タイでの食糧不足問題と失業問題が解決し、タイは多くの農作物を輸出する国となりました。
現在タイの中央部ではチャオプラヤー河が流れ、広大な平野が広がっている地域では年に3回のコメ作りが行われています。
そのため、タイはコメの輸出量が世界1位で日本も貿易協定「ウルグアイ ラウンド」で決められた最低量のタイ米を輸入しています。
近年のコメの価格帯について
しかし、近年タイでは肥料やその他の費用、また生産過多によりコメの価格が下がり続けています。
妻の実家もタイ北部のパヤオでコメ農家を営んでいますが、妻の父から「以前には1キロ15バーツで売れたが、今は1キロ7バーツ、にもかかわらず肥料やその他の費用は年々値上がりを続けるばかり」と言っていました。
また、2021年にはタイの都市ではロックダウンが行われたことにより、コメの価格は1キロ4バーツになってしまいました。
晩年ラーマ9世はコメだけに頼らず、日本の野菜など商品価値のある農産物の栽培を行うプロジェクトも行っていました。
最近、国防のためにアメリカ製最新鋭ステレス戦闘機F-35の購入計画を発表したタイ政府ですが、コメの価格下落にどのような対策を行うのでしょうか。
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