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ワット ケーウチェームファー:涅槃仏があるシープラヤー通りのお寺
バンコクで涅槃仏といいますと王室管理第1級寺院「ワット ポー」が有名ですが、シープラヤー通りにある「ワット ケーウチェームファー」にも「ワット ポー」より小ぶりな涅槃仏が祀られています。

「ワット ケーウチェームファー」まではMRT地下鉄サームヤーン駅から徒歩10分くらいかかります。
当初、駅からバイクタクシーに乗るつもりでしたが、駅前にバイクタクシーがおらず、この道をひたすら10分以上歩きました。

汗だくになりながら、ようやく「ワット ケーウチェームファー」に着きました。

「ワット ケーウチェームファー」が建てられた年代は詳しいことはわかってはいませんが、古い書物にこのお寺のことが書かれています。

ワット ケーウチェームファーの歴史
以前、「ワット ケーウチェームファー」はチャオプラヤー河の近くにあるクルンカセム運河の河口に建っていました。
ラーマ4世の治世にヨーロッパ人が運河の近くに交易所を設け、寺院の周辺に密集して住むようになりました。
多くのタイのお寺では敷地内に火葬所があります。
しかし、習慣の違いからヨーロッパ人には火葬の匂いが耐えられないと、バンコク管理局に不満を言いました。
そのため、ラーマ5世の治世にタイ財務省がお寺の移転のために土地を所有者から買い上げ、1907年にシープラヤー通りに「ワット ケーウチェームファー」が再建されました。
現在、「ワット ケーウチェームファー」があった場所は「ロイヤルオーキッド シェラトンホテル」になっています。

こちらがご本尊です。
優しそうなお顔をしています。

本堂の横にお堂がありますので入ってみました!

涅槃仏です!!

大きさは「ワット ポー」より小さいですが、柱がないので見やすいです。
大きさは違えど感動は同じです。
また足元にも小さな涅槃仏があります。

タイ人は熱心な仏教ですので仏像にも強い日差しから守るためにサングラスをかけ、ウイルス対策のためにマスクをしています。
なんだかタイ人の優しさかわかります!!
