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執筆者の写真somutamu

ワット プラシーサンペット:3人の王を祀った仏塔のお寺

更新日:2023年5月26日

「ワット プラシーサンペット」はアユタヤにある3人の王を祀った巨大な仏塔があるお寺として有名です。


アユタヤにある多くのお寺が王朝滅亡のときにビルマ軍による徹底的な破壊をうけましたが「ワット プラシーサンペット」は破壊が少なく、アユタヤ王国当時の仏塔が見ることができ、毎日、夜7時から9時までライトアップされ昼間と違った夜景を楽しむことができます。


地図

拝観時間:朝8時から夜6時まで


拝観料:50バーツ


(拝観料や時間変更があります)


ワット プラシーサンペットの歴史


スコータイ王朝時代、スパンブリーの領主であったウートーン王(1314年ー1369年)は1351年にアユタヤ王朝を開き、当初「ワット プラシーサンペット」があった場所には王宮が築かれていました。


その後、アユタヤ王国11代ラーマーティボーディー2世(1472年ー1529年)は1492年に父のトライローカナート王、そして兄の1499年にボーロマラーチャーティラートを弔うために仏塔が建てられました。

1500年、ラーマーティボーディー2世は仏塔の横に本堂を建て、高さ16mで重さ171㎏の金で覆われた仏像を祀り、お寺の名前を「ワット プラシーサンペット」としました。

そして1529年にラーマーティボーディー2世が崩御すると3っ目の仏塔が建てられました。しかし黄金に輝いていた仏像も1767年のビルマ軍によるアユタヤ侵攻にて寺院とともに仏像も破壊されました。

19世紀のラーマ5世により「ワット プラシーサンペット」は修復が行われ仏塔内から多くの仏像や宝飾品が見つかりました。その後、何度も「ワット プラシーサンペット」の修復が行われ現在の姿になっています。

近年、タイでは毎年のように洪水被害があり、川に囲まれたアユタヤの古代寺院も被害を受け倒壊の心配があります。そのため、建物よってはこのような支柱に支えらているものもあります。

境内には袈裟を着た破壊された仏像がありタイ人の仏教への信仰心の強さが感じられます。

幾多の歴史の移り変わりをこの仏像は何を見てきたのでしょうか?

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