タイ語では象は(ช้าง)チャーンといい、タイのお寺に行くと象の置物が飾られていたり、タイの仏教画に象が描かれていることが多く、タイの有名なビールのチャーンビールにも象がロゴマークが描かれています。
ナコーンパトムのタチン川沿にある「ワット バーンチャーン タイ」は象にまつわる話のあるお寺です。
地図
拝観時間:朝11時から夜8時まで
(時間変更があります)
ワット バーンチャーン タイの歴史
「ワット バーンチャーン タイ」はラーマ1世(在位1782年ー1809年)の治世、1792年に建てられました。
その後に火災で本堂が焼失したため新しい本堂が建てられた際にご本尊が運河を使ってかつての都アユタヤから運ばれました。
ワット バーンチャーン タイと象の道
ワット バーンチャーン タイが建てられたころに周辺には深い森があり多くの野生動物が生息しており乾季には象の群れがタチン川へ水を飲みに来ました。
そして、いつしか象の歩く道にタチン川の水が流れ込み地元の人達から「バーンチャーン運河」とよばれたことからお寺の名前の「ワット バーンチャーン 」なりました。
その後、同じ地区の北をタイ語で北を意味するヌア(เหนือ)お寺「ワット バーンチャーンヌア」が建てられたことから、こちらのお寺をタイ語で南を意味するタイ(ใต้)から「ワット バーンチャーン タイ」となりました。
今、お寺の周辺は整備され多くの車が走っていますが、200年前には象の群れが歩く自然が豊かな場所だったのでしょう。
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