ナコーンラムパーン駅と日本製機関車
- somutamu

- 3 日前
- 読了時間: 2分
タイ北部のナコーンラムパーン駅は、バンコクから約642㎞離れており、特急列車で約10時間かかる県庁所在地に位置するタイ国鉄北部線の駅です。

地図
ナコーンラムパーン駅の歴史
1897年、バンコクからアユタヤ間に鉄道開通したことで始まったタイ国鉄はその後も全国に路線を広げ、1915年にナコーンラムパーン駅の建設が始まり、1916年に駅舎が完成しました。

こうして完成したナコーンラムパーン駅は1921年まで北部線の終着駅となり、タイ北部の重要な交通や物流の拠点として人々の生活や経済に変化をもたらしました。

しかし、ナコーンラムパーン駅は、第二次世界大戦中にタイに進駐した日本軍のビルマへの補給ルートを断つ目的で、米英連合軍の航空機による爆撃を受けました。

幸いにも駅は大きな被害を免れましたが、その時の弾痕が今でも駅舎の屋根に残っています。

その後、1993年にシャム建築家協会の建築保存委員会によって駅舎が歴史的建造物として認定され、建設当初の姿を保っています。

駅の様子
こちらがチケット売り場になり

ラムパーンの観光名物の馬車のモニュメントや

ラムパーンの県章の鶏の前で記念写真を撮りながら列車の到着を待っている人もいます。

駅構内にはコンビニもあり

列車を待っていると、チェンマイ行きの列車の到着のアナウンスが流れ

チェンマイ行の列車が到着しました。
(タイ人の「鉄ちゃん」と思われる人が映り込んでいます!!!)

日本製C56形蒸気機関車
ナコーンラムパーン駅の前には、1963年から日本製の国鉄C56形蒸気機関車が展示されています。
このC56型機関車は、1935年から1939年の間に川崎重工や三菱重工、日立製作所などで160両が製造され、1941年には90両がタイやビルマに送られ、軍事輸送に使用されました。

しかし、重要な輸送手段である機関車は英米連合軍の攻撃対象となり、その多くが爆撃などで破壊されました。

戦後、タイで戦火を免れたC56型機関車は1986年まで使い続けられ、現在2両がタイ国鉄の技師により走行可能な状態に整備され、記念列車として使用されています。

里帰りしたC56形蒸気機関車
戦後、タイ国鉄により使用されていたC56形機関車の2両が1979年に日本に里帰りをしました。

そして里帰りした車両のうち1両は靖国神社で展示され、もう1両は静岡県の大井川鉄道にて近年まで記念列車として使用されていました。




コメント